Label|ATCO / Producer| Robert John Lange / Art Direction| Bob Defrin / Nationarity| AUS/UK / Running Time| 41:31
【SIDE A】
A1 Hells Bells
A2 Shoot To Thrill
A3 What Do You Do For Money Honey
A4 Given The Dog A Bone
A5 Let Me Put My Love Into You
【SIDE B】
B1 Back In Black
B2 You Shook Me All Night Long
B3 Have A Drink On Me
B4 Shake A Leg
B5 Rock 'N' Roll Ain't Noise Pollution
"I just want to go further..." Angus Young, 1984
AC/DC 6枚目のアルバム「BACK IN BLACK」。史上3番目に売れたアルバム。1位が「スリラー」、2位がPINK FLOYDの「The Dark Side of the Moon:狂気」。ビート感のあるギターは、よく使われて耳にする機会も多い。
アルバムのジャケットは、ただ真っ黒としか言い表わせない。見よ。リードシンガーは嘔吐物を詰まらせて窒息死して?
トラック·タイトルには、石器時代のような性的政治が反映されていて?そう、AC/DCは、パロディメタルバンドとしての要素をすべて備えたSpinal Tap(米コメディ映画でその架空のバンド名)と混同されがちだ。
しかし、このオーストラリア人のロッカーたちは、愉快でナンセンスな音楽をシリアスなロックにすることで、その風刺画とは違うものだと位置付けた。 初期のヴォーカリストBon Scottが1980年2月に亡くなったころには、AC/DCはヨーロッパをほぼ制圧していたが、米国にはまだ進出していなかった。グループは野心に燃え、フロデューサーRobert Langeの推薦によりBrian Johnsonをシンガーとして新たに迎え入れた。
Tapperyの唯ーのヒントは「Hells Bell」の冒頭にある。不吉なベルの音が、バンドが今にもストーン&ヘンジ(石器時代の巨石柱群)を作リ出そうとしているかのような恐れを抱かせるが、Youngのギターが何事もなかったかのように始まる。
「Back ln Black」と「Have A Drink On Me」は、Scottヘの弔意を表しているが、彼の喪失感はどこにも感じられない。Johnsonのしわがれた遠吠えのような声が、曲に完全に適合しているからだ。
みだらで淫蕩な「Let Me Put My Love ...」の曲中、「Let me cut your cake with my knife」というー節は、Scottを失ったことが彼らを少しも変化させなかったことを示している一方、「Rock And Roll Ain't Noise Pollution」では、公然と?バンド文化の評論家に中指を突き立てて侮辱している。
AC/DCは遂に、「Back In Black」で米国でもブレイクし、その後5年間にわたってミリオンセラーを達成した。
彼ら、そしてこのアルバムに酔いしれた全ての購買者たちは皆、決して後ろを(過去を)振リ返ることはない(前進していくのみ)。
AC/DC - Back In Black (Official Video)