The Band / Music From Big Pink (1968)
Label|Capitol / Producer|John Simon / Art Direction|Milton Glaser / Nationarity|Canada USA / Running Time|42:00
⊛こちらの商品は、再リリースのUK盤リマスターヘヴィウエイト盤です。
【SIDE A】
01 Tears of Rage (5:23)
02 To Kingdom Come (3:22)
03 In a Station (3:34)
04 Caledonia Mission (2:59)
05 The Weight (4:38)
【SIDE B】
06 We Can Talk (3:06)
07 Long Black Veil (3:06)
08 Chest Fever (5:18)
09 Lonesome Suzie (4:04)
10 This Wheel's on Fire (3:14)
11 I Shall be Released (3:19)
1968年 「The Band|ザ・バンド」のデビュー・アルバム。「ビッグ・ピンク」とは、ザ・バンドとボブ・ディランが一時借りていた住居の通称である。住居の側壁がピンク色に塗装されている事に由来している。
5曲目「The Weight」は、映画『イージー・ライダー』でも使用されたが、権利関係の問題のため、サウンドトラック・アルバムではスミスというバンドの演奏によるカヴァーに差し替えられた。
1968年に、ザ・バンド―ボブ・ディランが後援したミュージシャン―はスターであるボーカリストなしに、音楽的な歴史を作り出す準備が出来ていた。録音された30年以上後にも、この彼らのデビューアルバムは、未だに凄まじく新鮮に聞こえる。
4人のカナダとアーカンサスの農民の少年によって作られたが、アメリカ文化の世紀を統合するような新紀元の出来事である『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』はアメリカでの出来事における不朽の名作である。
1960年代中盤に、ディランと共にその5人組が眠っていた場所である、ニューヨークのウッドストックにおける小屋から有名なままに名付けられた『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』はサイケデリックの時代の中間地点で爆発した。アシッドロックのもやもやとした、抽象的なキャンバスに取って代わるものとしての、簡潔できれいに描かれた肖像画を要求した。
プロデューサーであり、サイドマンでもあるジョン・スミスとともに活動し、エフェクターの効いたエレキ・ギターの代わりに、オルガンやフィドルやマンドリンを使うというその音楽性とテーマのために、その5人組はアメリカの土を深く掘り起こした。ギタリストのロビー・ロバートソンが創造的な原動力になる前に、このアルバムはザ・バンドを1組のバンドとして確立させた。
ディランはまた、クラシックの嘆願である『アイ・シャル・ビー・リリースト』に筆を入れながら、ねじるような最初のトラックである『ティアーズ・オブ・レイジ』において、ピアニストのリチャード・マニュエルとコラボし、復讐心に燃えた『ザ・ウィールズ・オン・ファイア』(イギリスのシットコムである『アブソリュートリー・ファビュラス』へのテーマ曲として改良された曲)において、ベーシストのリチャード・ダンコとコラボして、このアルバムを目立つようにフィーチャーする。
ロバートソンの才能はまた、『カレンドニア・ミッション』や特にピーター・フォンダのヒット映画『イージー・ライダー』で翌年効果的に使用された『ウェイト』で特に顕著である。ヒットする前から、クラシックとして認識され、『ミュージック・フロム・ザ・ピンク』はエリック・クラプトンにスーパーグループである「クリーム」を解散させ、新しい音楽を求めさせるインスピレーションとなった。
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