The Jam / All Mod Cons (1978) 新譜LPレコード

jam001

3,800円(税込)

在庫状況 SOLD OUT

ロックの名盤:The Jam ザ・ジャム/ All Mod Cons (1978)


Label|Polydor / Producer|Vic Coppersmith-Heaven / Art Direction|The Jam Bill Smith / Nationarity|UK / Running Time|37:28

【SIDE A】
A1 All Mod Cons
A2 To Be Someone (Didn't We Have A Nice Time)
A3 Mr. Clean
A4 David Watts
A5 English Rose
A6 In The Crowd

【SIDE B】
B1 Billy Hunt
B2 It's Too Bad
B3 Fly
B4 The Place I Love
B5 'A' Bomb In Wardour Street
B6 Down In The Tube Station At Midnight

"The Jam are The Jam and They play Jam Music" Paul Weller, 1978

「All Mod Cons (1978)」

1977年デビューして以来、JAMはそれから12ヶ月足らずで飛躍的に成長した。
2枚目のアルバム「モダン・ワールド」はひどいもので、関係者はみな、ポール・ウェラーの才能は消え失せてしまったものだと考えた。


A&R(レコード会社)からは、(初めてレコーディングを聞かれた際)きっぱりとこんなものはゴミ同然だといわれ、(2作目を)破棄するに至っただが、ここで熟考する機会を与えられ、またプレッシャーを感じたウェラーは、のちに驚くべき結果をもたらした。その最初のものが、両面Aシングル、キンクスのカバー曲「デビッド・ワッツ」そして新曲の「ア ボム イン ワード〜」(ウォーダー街の爆弾、邦題:バクダン騒ぎ)からなるものだった。またその後にさらに、「ダウンインチューブ〜」(深夜に地下鉄の駅でダウン)が続くことになる。


そうして完成したものだった。うんざりするような観察や素朴な政治的要素はなく、ウェラーの楽曲はザ・フーの「ア・クイック・ワン」に触発されたミニ・オペラだった。パンククラブでの心ない暴力、そして帰宅途中、暴漢から襲われた体験が歌われ、
作曲者と聞き手がその中心にいる。アルバムが発表され、それが現実となった。
歯切れのよい、鋭角的なモダニストの姿勢で、3分の12スキット(場面描写)が世に届けられることになった。


入って、やって、出る ; 
ゆるみ(気怠さ?)もなく、余分な飾りもなく、何も大それたものはない。またあざ笑うこともなく?、ウェラーは登場人物を作り出し、それらに知恵を与え、息吹を与え、そうして現代社会をとりこにした。貧乏なポップスター(トゥービーサムワン)、意欲的な?郊外の怠け者たち(ミスタークリーン)、ウォルターミィエスの夢想家(ビリーハント)、消費者主義に溺れた貧しい息子(「In The Crowd」) 。


アルバムには、ポール・ウェラー自身が気恥ずかしくなるような優しいラブソング(イングリッシュローズ)も入っている。それはアルバムのジャケットを見ても分からない。なんせ彼はまだ20才の若者だったのだから。アルバムタイトルの「ALL MOD CONS」は、ALL MODERN CONVENIENCES 近代設備完備と当時の住宅広告の略語を使用している。





60年代の名盤  70年代の名盤   80年代の名盤






イメージはありません。

レビューはありません。




カテゴリーから探す